ステイヤーズステークス過去10年を徹底解説!歴代優勝馬・払戻金・2026年の予想ポイント
ステイヤーズステークスの過去結果を調べると、アルバートの3連覇や、8番人気のアイアンバローズが勝利した2023年など、長距離重賞ならではのドラマが浮かび上がります。JRAのGII「スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス」は、中山競馬場の芝3600mで行われる、JRAの平地競走では最長距離のレースです。瞬発力だけでは測れないスタミナ、折り合い、騎手のペース判断が勝敗を左右します。
2026年10月22日時点では、次回の第60回ステイヤーズステークスは12月5日(土)に開催予定です。過去10年のレース結果、歴代優勝馬、払戻金、人気・枠順・年齢・騎手別の傾向を整理し、中山芝3600mのコース特性と合わせて、今年の予想に生かせるポイントを解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 過去10年の優勝馬:2016〜2017年のアルバートから2025年のホーエリートまで、歴代の勝ち馬と上位入線馬を一覧で確認できます。
- 人気と払戻金:1番人気が必ずしも勝つわけではなく、2019年には3連単25万7890円の高配当が発生しています。
- 予想の重要ポイント:中山芝3600mでは、スタミナだけでなく折り合い、コーナーでの立ち回り、長く脚を使う能力が重要です。
- 2026年の開催予定:12月5日(土)。出走馬や枠順、当日のオッズを確認しながら過去データを活用することが大切です。
【ステイヤーズステークスとは?】創設からGIIへの歴史とレースの特徴
ステイヤーズステークスは、1967年に創設されたJRAの重賞競走です。正式な競走名は「スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス」。現在は3歳以上の馬が出走するGIIとして、毎年12月の中山競馬場で行われています。
JRAの競走史によると、創設当初は初秋の中山開催で行われ、1968年には5月に開催されたこともありました。1972年に師走の中山開催へ移り、1984年のグレード制導入時にはGIIIに格付け。1997年にはGIIへ昇格するとともに、負担重量もハンデキャップ方式から別定方式へ変更されました。
1994年からはスポーツニッポン新聞社の寄贈賞が付され、現在のレース名につながっています。「ステイヤー」は英語の「Stayer」に由来し、競馬では主に3000m以上の長距離を得意とする馬を指します。一般的な中距離重賞とは異なり、長時間にわたって能力を維持する持久力が問われる点が、このレースの大きな特徴です。
また、年末の長距離重賞という位置づけから、有馬記念を目指す馬にとっての前哨戦としても知られています。ただし、3600mへの適性と2500mの有馬記念への適性は完全に同じではありません。過去の好走実績を見る際には、単純な着順だけでなく、どの距離で能力を発揮した馬なのかを確認する必要があります。

【過去10年のレース結果】歴代優勝馬と年度別の上位3頭を一覧で紹介
ステイヤーズステークスの過去10年は、2016〜2025年の10開催を対象に整理すると、人気馬の堅実な勝利と、中穴馬の台頭が共存しています。JRAの公式レース結果と過去10年の集計データをもとに、各年の1〜3着馬をまとめました。
| 年度 | 1着・単勝人気 | 2着 | 3着 | 優勝騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | ホーエリート(2番人気) | マイネルカンパーナ(5番人気) | クロミナンス(1番人気) | 戸崎圭太 |
| 2024年 | シュヴァリエローズ(2番人気) | シルブロン(12番人気) | ダンディズム(6番人気) | 北村友一 |
| 2023年 | アイアンバローズ(8番人気) | テーオーロイヤル(2番人気) | マイネルウィルトス(3番人気) | 石橋脩 |
| 2022年 | シルヴァーソニック(3番人気) | プリュムドール(5番人気) | ディバインフォース(4番人気) | D.レーン |
| 2021年 | ディバインフォース(6番人気) | アイアンバローズ(4番人気) | シルヴァーソニック(5番人気) | 田辺裕信 |
| 2020年 | オセアグレイト(7番人気) | タガノディアマンテ(8番人気) | ポンデザール(1番人気) | 横山典弘 |
| 2019年 | モンドインテロ(6番人気) | アルバート(1番人気) | エイシンクリック(11番人気) | W.ビュイック |
| 2018年 | リッジマン(1番人気) | アドマイヤエイカン(2番人気) | モンドインテロ(4番人気) | 蛯名正義 |
| 2017年 | アルバート(1番人気) | フェイムゲーム(2番人気) | プレストウィック(3番人気) | R.ムーア |
| 2016年 | アルバート(1番人気) | ファタモルガーナ(3番人気) | モンドインテロ(2番人気) | R.ムーア |
この一覧から注目したいのは、アルバートが2015〜2017年に3連覇を達成している点です。2016年と2017年はともに1番人気で勝利しており、長距離適性を備えた実力馬が繰り返し結果を残すケースを象徴しています。
一方、2023年には8番人気のアイアンバローズが勝利しました。2024年には12番人気のシルブロンが2着に入り、上位人気だけでは決着しない年もあります。2025年は2番人気のホーエリートが勝ち、2着に5番人気のマイネルカンパーナ、3着に1番人気のクロミナンスが入線しました。
過去結果を比較するときは、勝ち馬だけでなく2〜3着馬にも目を向けることが重要です。長距離戦では、優勝するほどの能力がなくても、折り合いよく走り、最後までスタミナを維持できる馬が馬券圏内に入ることがあります。過去に好走した馬が翌年も出走する場合は、前年度の順位だけでなく、当時の位置取りや相手関係も確認したいところです。
【払戻金と人気別成績】堅い決着だけではない長距離重賞の実態
ステイヤーズステークスの過去10年を振り返ると、人気別成績には明確な特徴があります。2016〜2025年の勝ち馬は、1番人気が3回、2番人気が2回、3番人気が1回。さらに6番人気が2回、7番人気と8番人気がそれぞれ1回勝っています。
つまり、上位3番人気が6勝を挙げている一方、残る4勝は6番人気以下の馬によるものです。1番人気は10回のうち3勝、2着1回、3着2回で、3着以内に入ったのは計6回でした。人気馬を軸に考える余地はありますが、1番人気を無条件に信頼できるレースではありません。
とくに注意したいのが、2〜3着に人気薄が入った年です。2019年には11番人気のエイシンクリックが3着に入り、2024年には12番人気のシルブロンが2着に好走しました。長距離適性が十分にありながら、近走の着順や知名度によって評価を落としている馬を見つけられるかが、予想の分かれ目になります。
過去10年の主な払戻金を100円あたりで見ると、3連単は次のように推移しています。
- 2025年:17,550円
- 2024年:252,340円
- 2023年:65,030円
- 2022年:30,240円
- 2021年:25,870円
- 2020年:121,150円
- 2019年:257,890円
- 2018年:5,760円
- 2017年:830円
- 2016年:2,710円
最も高かったのは2019年の25万7890円で、2024年も25万2340円という高配当でした。反対に、2017年は830円と非常に低い配当で決着しています。同じ重賞でも、人気馬の組み合わせや伏兵の食い込み方によって、払戻金は大きく変わります。
直近の2025年は、ホーエリートが2番人気で勝利。JRAの公式払戻結果では、単勝440円、馬連2200円、馬単4150円、3連複3030円、3連単1万7550円でした。人気上位馬が3着以内を占めたこともあり、2019年や2024年のような大波乱にはなっていません。
ただし、高配当を狙って人気薄を無差別に買うのは得策ではありません。人気の盲点になっている馬に、3600mを走り切る持久力、折り合いの安定性、コースへの適性があるかを見極める必要があります。払戻金の過去データは、穴馬を探す理由にはなっても、穴馬を買う根拠そのものにはならないのです。

【枠順・年齢・騎手別成績】過去データに表れる好走傾向
ステイヤーズステークスの枠順別成績では、過去10年の3着以内率に差が出ています。2016〜2025年の集計では、3枠が16頭の出走で6頭の3着以内、3着以内率37.5%。7枠は20頭の出走で7頭が3着以内に入り、同35.0%でした。
対して1枠は10頭の出走で3着以内が1頭、2枠は12頭の出走で2頭です。数字だけを見ると3枠と7枠が目立ちますが、枠ごとの出走数は10〜20頭程度と限られます。3着以内の頭数が1頭変わるだけでも、率は大きく動きます。したがって、3枠や7枠を機械的に有利と判断するのではなく、馬の能力や位置取り、同枠の馬との並びを合わせて考えるべきです。
年齢別では、過去の優勝馬に5〜6歳馬が多く見られます。アルバート、シュヴァリエローズ、アイアンバローズ、シルヴァーソニックなど、競走経験を積みながら長距離で力を発揮した馬が勝利しています。一方で、8歳馬のダンディズムが2024年に3着へ入ったように、年齢が高いことだけを理由に評価を下げるのも適切ではありません。
年齢を見る際は、単純な若さよりも、長距離戦での実績や近走の内容を優先したいところです。長い距離を走り切るには、持久力に加え、道中で無駄な力を使わない走りが求められます。年齢を重ねても、その能力を維持している馬は軽視できません。
騎手別の過去結果では、2016年と2017年にR.ムーア騎手がアルバートで連勝しました。アルバートの2015年の勝利も同騎手によるもので、3連覇を支えたコンビとして記憶されています。一方、2018〜2025年の優勝騎手は蛯名正義、W.ビュイック、横山典弘、田辺裕信、D.レーン、石橋脩、北村友一、戸崎圭太と多彩です。
騎手の実績は予想材料になりますが、騎手名だけで勝ち負けが決まるわけではありません。3600mでは、前半で馬を落ち着かせ、仕掛けを急がず、勝負どころで進路と位置取りを確保する判断が必要です。過去の長距離重賞での騎乗実績に加え、騎乗馬の折り合いのつきやすさや、先行・差しのどちらで力を発揮する馬なのかも確認しましょう。
【中山競馬場芝3600mの攻略法】長距離適性とコース形態を理解する
ステイヤーズステークスを予想するうえで欠かせないのが、中山競馬場の芝3600mという特殊な舞台です。JRAの公式コース解説によると、このコースは内回りを2周し、合計8回のコーナーを通過します。ゴール前の直線は310mで、途中には全長110m、高低差2.2mの急坂があります。
コース全体の高低差は5.3m。スタート直後から上り坂に差し掛かり、コーナーを何度も回りながら、最後は短い直線で急坂を越えなければなりません。長距離を走れるだけのスタミナに加えて、坂をこなすパワーと、コーナーでのロスを抑える器用さも重要です。
また、3600mという距離は、一般的な芝2000〜2400mのレースとはペースの組み立てが異なります。前半から速く走り続けると終盤に余力を失いやすく、反対にペースが落ち着きすぎれば、仕掛けのタイミングや位置取りが勝敗を分けることがあります。騎手が道中でどれだけ馬をリラックスさせられるかが、最後の伸びに直結します。
予想で重視したい長距離適性は、単に過去に3000m以上を走った経験があるかどうかだけではありません。長い距離で折り合って走れたか、勝負どころで位置を押し上げられたか、最後まで脚色を維持できたかを確認しましょう。中距離重賞で上位に入っていても、距離延長で折り合いを欠く馬は評価を慎重にする必要があります。
逆に、近走の着順が振るわなくても、長距離戦で安定した走りを見せている馬には注意が必要です。2023年のアイアンバローズは8番人気で勝利し、2024年のシルブロンは12番人気で2着に入りました。こうした結果は、近走の着順だけでは長距離重賞の適性を測り切れないことを示しています。
過去データを見る際は、次の4点をチェックすると整理しやすくなります。
- 距離実績:3000m以上のレースで、最後までスタミナを維持できているか。
- 折り合い:道中で力みすぎず、長い距離をリズムよく走れるか。
- コース適性:中山の小回りや急坂に対応できる走りを見せているか。
- 仕掛けのタイミング:早めに動いても脚が続くか、直線まで余力を残せるか。
枠順や人気は補助的な材料です。最終的には、馬自身の長距離適性とレース展開を組み合わせて評価することが、過去データを生かす近道になります。
【ステイヤーズステークス2026年最新】開催日程と過去データを使った予想の組み立て方
JRAが公表している2026年の競馬番組では、第60回スポーツニッポン賞ステイヤーズステークスは12月5日(土)、中山競馬場の芝3600mで開催予定です。番組上の発走予定時刻は15時45分。3歳以上のオープン競走として行われます。
2026年10月22日時点では、レース当日の出走馬や枠順、最終オッズを前提にした予想はまだできません。今後の出走予定馬や登録情報が明らかになった段階で、各馬の近走と過去の長距離実績を照らし合わせることが必要です。
過去データを使って予想を組み立てるなら、まず長距離適性を評価し、その後に人気や枠順を確認する順番がおすすめです。過去10年では1番人気が3勝を挙げている一方、6番人気以下の勝利も4回あります。人気だけで取捨を決めるのではなく、オッズに対して能力が適切に評価されているかを考えることが大切です。
具体的には、まず3000m以上のレースで好走した馬を候補に挙げます。次に、道中の位置取りや上がりの脚、過去の中山実績を確認し、長い距離で安定して力を発揮できる馬を絞ります。そのうえで枠順、騎手、斤量、当日の馬場状態を加味すれば、過去の傾向を現実的な予想につなげやすくなります。
特に、前走の着順だけで評価を決めないことがポイントです。過去10年には、前走で大きく負けていてもステイヤーズステークスで巻き返した馬がいます。前走の距離や展開が今回と異なっていた場合、着順以上に内容を評価できる可能性があります。前走でどのような競馬をしたのか、距離が延びることで持ち味が生きるのかを検討しましょう。
一方、過去10年の枠順成績や人気別成績を、そのまま2026年の結果に当てはめるのは危険です。競走馬の顔ぶれ、出走頭数、馬場状態、ペースによってレースの性格は変わります。過去データは勝ち馬を断定するためではなく、見落としていた候補馬を探したり、予想の偏りを点検したりするために使うのが有効です。
【ステイヤーズステークス過去】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ステイヤーズステークスの過去10年の優勝馬は?
A1:2016〜2017年はアルバート、2018年はリッジマン、2019年はモンドインテロ、2020年はオセアグレイト、2021年はディバインフォース、2022年はシルヴァーソニック、2023年はアイアンバローズ、2024年はシュヴァリエローズ、2025年はホーエリートです。
Q2:ステイヤーズステークスは荒れるレースですか?
A2:毎年荒れるわけではありませんが、人気薄が好走する年もあります。過去10年では2019年の3連単が25万7890円、2024年も25万2340円でした。一方、2017年は830円で決着しており、人気馬中心の堅い結果になる年もあります。
Q3:ステイヤーズステークスで有利な枠順はありますか?
A3:過去10年の集計では3枠と7枠の3着以内率が比較的高くなっています。ただし、出走数が限られるため、枠順だけで有利不利を決めるのは適切ではありません。馬の能力、位置取り、折り合い、コース適性を合わせて判断しましょう。
Q4:ステイヤーズステークスの予想では何を重視すべきですか?
A4:最も重視したいのは長距離適性です。3000m以上での実績、道中での折り合い、終盤まで脚を維持できるか、中山の急坂やコーナーに対応できるかを確認してください。人気や枠順は、その評価を補う材料として使うのがおすすめです。
Q5:2026年のステイヤーズステークスはいつ開催されますか?
A5:JRAの2026年競馬番組では、12月5日(土)に中山競馬場の芝3600mで開催予定です。番組上の発走予定時刻は15時45分です。出走馬、枠順、オッズなどは、レースが近づいてから最新情報を確認してください。
まとめ:過去の結果を正しく読み、2026年の予想に生かす
ステイヤーズステークスの過去10年には、アルバートの3連覇、アイアンバローズの8番人気での勝利、シルブロンの12番人気での2着など、長距離重賞ならではの結果が並びます。人気別成績や払戻金を確認すると、上位人気が堅実に走る年と、伏兵の好走で配当が大きく跳ね上がる年の両方があることが分かります。
予想の中心に置きたいのは、中山競馬場の芝3600mを走り切るための長距離適性です。スタミナ、折り合い、コーナーでの立ち回り、終盤の持続力を確認したうえで、枠順、騎手、年齢、前走の内容を組み合わせましょう。
2026年の第60回ステイヤーズステークスは12月5日(土)に開催予定です。出走馬や枠順が発表されたら、過去10年の傾向をそのまま当てはめるのではなく、今年のメンバーと展開に照らして評価することが大切です。過去データを判断の土台として使い、個々の馬の適性を丁寧に見極めることが、納得できる予想につながります。
なお、競馬の払戻金や過去の好走傾向は、将来の結果を保証するものではありません。馬券を購入する場合は、JRAの最新情報を確認し、無理のない範囲で楽しみましょう。
主な参照資料:JRA「スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス・歴史・コース」「2026年競馬番組」「2025年12月6日レース結果・払戻金」、JRA-VAN「中山芝3600mコース解説」、2016〜2025年の過去10年集計データ。 (出典: ステ イヤーズ ステークス 過去(Yahoo!ニュース))