舐達麻の逮捕歴と真相解明!歴代事件の理由から2026年現在の活動まで
アンダーグラウンドの過酷な日常と叙情的なリリックで日本のヒップホップシーンを席巻した埼玉県熊谷市発のラップクルー「舐達麻(なめだるま)」。彼らの楽曲が圧倒的なリアリティを放つ背景には、歌詞に綴られる過酷なストリートの経験と、幾度となく報じられてきた警察当局による捜査や身柄拘束の歴史が存在します。
音楽チャートを賑わす一方で、メディアを騒がせてきた大麻取締法違反容疑での摘発劇や、過去の実刑判決、さらには不起訴処分をめぐる憶測など、彼らを取り巻く法的な疑惑には多くの関心が寄せられてきました。本稿では、警察当局の公表資料や報道各社の取材記録、メンバー自身がメディアや手記で語った肉声を徹底的に検証し、舐達麻の歴代の事件の真相と2026年現在のリアルな活動状況を解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:舐達麻の原点には少年期の金庫破り逃走事故(熊谷事件)があり、メンバーの逮捕と服役が音楽活動の契機となった。
- 要点2:2021年の警視庁による大麻所持容疑での一斉逮捕劇では、メンバーの不起訴処分や立件の見送りが相次ぎ法的な議論を呼んだ。
- 要点3:2026年現在、法改正の波やメンバー個々のソロ活動への移行を経ながらも、独自のレーベル運営と表現活動を継続している。
舐達麻の歴代逮捕劇と容疑の全貌|熊谷事件から大麻所持疑惑まで
舐達麻というグループの軌跡を語るうえで避けて通れないのが、法との衝突とそれに伴う身柄拘束の記録です。彼らの経歴は単なるプロモーション用の演出ではなく、実体験に基づいたストリートの代償そのものでした。これまでにメンバーが直面した主な法的事態を時系列で整理すると、大きく分けて少年期の凶悪事件と、メジャー化に伴う薬物関連事案の二潮流が存在します。
グループ結成の契機となった決定的な出来事が、2009年に発生した埼玉県熊谷市での金庫破り事件です。当時10代後半だったメンバーらは金庫を窃盗後、警察車両の追跡を逃れるために猛スピードで車を走らせ、激しい追突事故を起こしました。この事故により、同乗していた幼馴染でありクルーの仲間であった1.0.4(トシ)氏が命を落とすという凄惨な結末を迎えます。この事件により、DELTA9KIDやBADSAIKUSHらは自動車運転過失致死や窃盗などの容疑で逮捕され、少年院や少年刑務所への実刑収容を余儀なくされました。
服役中、彼らは亡き友への鎮魂と自らの生き様を刻むために本格的にリリックを書き始め、出所後に結成されたのが舐達麻でした。しかし、音楽活動が軌道に乗り始めた2018年、1stアルバムのリリース直前にも再びメンバーに捜査の手が伸び、DELTA9KIDが実刑判決を受けて服役。グループは「仲間の出所を待つ」という過酷な試練を再び背負うことになります。
さらに全国的なブレイクを果たした後の2021年4月、警視庁による大規模な一斉摘発が世間を震撼させました。大麻取締法違反(所持)の疑いでG-PLANTSとDELTA9KIDを含む関係者計9名が逮捕されたのです。自宅や関係各所への家宅捜索が行われ、乾燥大麻や吸引器具が押収されたと大々的に報じられました。当時の報道各社の社会部記者によるレポートでは、グループが主宰するレーベル「APHRODITE GANG HOLDINGS」の拠点にも捜査員が踏み込み、長期間にわたる内偵捜査の末の強制捜査であったことが明かされています。

【データ比較】メンバー別の逮捕歴・容疑・判決結果の一覧対比
ネット上では「全員が前科持ちなのか」「現在も服役中なのではないか」といった曖昧な情報が錯綜しています。客観的事実に基づき、各メンバーの過去の事件・容疑・最終的な刑事処分を整理した対比データは以下の通りです。
| メンバー名 | 主な逮捕歴・事件名 | 容疑・罪名 | 司法判断・最終結果 | 編集部の見解・現在の立場 |
|---|---|---|---|---|
| BADSAIKUSH (細矢純平) | ・2009年熊谷金庫事件 ・2021年家宅捜索 ・2022年書類送検報道 | 窃盗、道路交通法違反等 大麻取締法違反容疑 | 少年院送致(過去) 2021年:逮捕見送り 2022年:不起訴処分 | 音楽的支柱であり実質的リーダー。近年の大麻容疑では立件に至らず活動を継続。 |
| DELTA9KID (広井大輔) | ・2009年熊谷逃走事故 ・2018年事案 ・2021年4月一斉摘発 | 危険運転致死等 道交法・暴走関連 大麻取締法違反(所持) | 実刑判決・服役(過去2回) 2021年:勾留後、嫌疑不十分等で不起訴 | 過去に2度の刑務所服役を経験。2021年事件は勾留満期で不起訴釈放され活動復帰。 |
| G-PLANTS (本多勇翔) | ・2021年4月一斉摘発 ・その他過去の街頭補導歴 | 大麻取締法違反(所持) | 勾留後、起訴猶予または嫌疑不十分で不起訴 | 2021年逮捕後に釈放。近年はクルーでの集合露出が減少し、ソロ活動を展開中。 |
なぜ不起訴や釈放が続いたのか?法的な理由と捜査の裏側を検証
2021年4月にG-PLANTSとDELTA9KIDが逮捕された際、メディアは「大物ラップグループの摘発」として大々的に報じました。しかし、逮捕から数週間後の勾留期限を迎えた時点で、東京地検は両名を起訴することなく不起訴処分(釈放)と決定しました。また、グループの中心人物であるBADSAIKUSHに至っては、家宅捜索で少量の植物片が発見されたものの、現行犯逮捕はおろか通常逮捕の令状執行すら見送られました。この結末に対し、ネット上では「なぜ実刑にならないのか」「警察の捜査ミスではないか」といった疑問が噴出しました。
刑事弁護に詳しい法曹関係者の解説によると、この不起訴および立件見送りの背景には、刑事訴訟法における「所持の共同正犯」の立証ハードルの高さが存在します。押収された大麻が数グラム程度の微量であった場合、複数人が出入りする空間(スタジオや事務所、同居スペース)において、「その大麻が誰の実力支配下にあったのか」を厳密に特定することは極めて困難です。被疑者が黙秘権を行使したり、互いに「自分のものではない」「誰が置いたか知らない」と証言した場合、裁判で合理的な疑いを超えて有罪を立証する証拠を揃えることができません。
加えて、BADSAIKUSHに対して行われた簡易尿検査や精密鑑定において、陽性反応や直接的な所持事実が法的な立件基準に達しなかったことも決定打となりました。日本の司法手続きにおいては、推定無罪の原則に基づき、微量の残渣や証拠不十分な状況では起訴を断念せざるを得ません。結果として、警察当局による威信をかけた一斉捜査は、実刑判決を勝ち取ることなく「不起訴釈放」という形で幕を閉じることになりました。
ネット上の誤解と真実|「解散説」「死亡説」が流れた背景と実態
著名なラッパーが逮捕や不起訴を経験するたび、SNSや匿名掲示板では事実無根の憶測が急速に拡散されます。舐達麻に関しても、過去数年間にわたり以下のような噂が絶えませんでした。
- 噂1:G-PLANTSが脱退、あるいは死亡したという説
一時期、ライブイベントやYouTubeの公式MVにG-PLANTSの姿が見えない期間が続いたことから、ファンの間では「再逮捕されたのではないか」「グループを抜けたのではないか」、果ては極端な「死亡説」まで囁かれました。しかし、本人がメディアの独占ロングインタビューで明かしたところによると、これらは完全なデマであり、留置所生活や取り巻く環境の変化を経て、「自分自身の足で立つヒップホップを追求するための充電・ソロ制作期間」に入っていたことが判明しています。 - 噂2:メンバー間のビーフ(不仲)による空中分解説
他アーティスト(RYKEY DADDY DIRTY氏やBAD HOP周辺)とのトラブルや楽曲上での応酬が過熱した際、クルー内部での意見対立から解散するのではないかという懸念が生じました。しかし、熊谷を拠点とする強固な結束と「APHRODITE GANG」という法人組織・ブランド運営の強さがあり、解散という事実は一切存在しません。 - 噂3:全員が執行猶予中であり再逮捕で即実刑になるという誤解
過去に実刑を受けたのは熊谷事件等における前科であり、2021年の大麻事件に関しては「不起訴」であるため、法的な意味での執行猶予期間中ではありません。ただし、当局からのマークが継続していることは間違いなく、極めて慎重な行動が求められる立場にあるのは事実です。
【実態検証】ストリートのリアリズムと日本の法規範|カルチャーとしての功罪
舐達麻が日本の音楽シーンに与えた衝撃は、海外のギャングスタ・ラップが持つ「生の過酷さ」を、日本の地方都市(熊谷)の風景に落とし込み、一切の欺瞞なくラップした点にあります。彼らの人気は、作り込まれた虚構ではない、背徳感と哀愁が入り混じった本物の言葉に若者が強く共鳴した結果でした。
しかし、カルチャーとしての魅力と、法治国家における社会規範との間には埋めがたい乖離が存在します。自らの経験を楽曲へと昇華させた「BUDS MONTAGE」や「ALLDAY」といったアンセムは数千万回再生を記録していますが、歌詞の中で肯定的に描かれる薬物カルチャーは、当然ながら現行法に抵触するリスクを常に孕んでいます。2023年末に成立した大麻取締法の改正により、「施用罪(使用罪)」が新設され、薬物関連法規の厳罰化が進んだ現在の日本において、彼らのようなスタンスを貫くことは、音楽活動そのものの停止や長期服役という壊滅的なリスクと隣り合わせです。
【プロの結論】ヒップホップの真正性と社会的代償の境界線
ヒップホップにおける「リアル(真正性)」とは、時に犯罪歴や過酷な境遇を武勇伝化する構造を生み出します。しかし、舐達麻の歩んできた道を社会学的に検証すると、そこにあるのは決して華やかな成功談だけではありません。10代での親友の死、少年刑務所での孤独な歳月、そしてメジャーの脚光を浴びながらも警察の強制捜査に怯え続けるプレッシャーなど、支払った社会的代償は計り知れないものがあります。
彼らが体現したストリートのリアルからリスナーが見出すべき教訓は、「アウトローへの安易な憧れ」ではありません。過酷な底辺から言葉の力一つで這い上がってきた芸術的な執念を評価する一方で、法を犯す行為がもたらす致命的な断絶や喪失を冷静に見極めるリテラシーこそが、現代のファンや若い表現者に強く求められています。
【舐 達 麻 逮捕】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:舐達麻のメンバーの中で、実際に刑務所で服役した経験があるのは誰ですか?
A1:DELTA9KIDとBADSAIKUSHが過去に服役経験を持っています。特にDELTA9KIDは、2009年の熊谷金庫事件(逃走事故)による少年刑務所収容と、2018年の別事案による服役の計2回、刑務所生活を経験しています。これら服役中の心情や出所の瞬間は、彼らの代表曲のリリックにも色濃く反映されています。
Q2:2021年の警視庁による一斉逮捕時、BADSAIKUSHが逮捕されなかったのはなぜですか?
A2:自宅や拠点の家宅捜索は行われたものの、決定的な大麻の所持事実が確認されず、尿検査や押収物の直接的証拠が不十分であったためです。共同スペースにあった物品について「誰が所持していたか」を法的に立件することが難しく、身柄拘束に至りませんでした。
Q3:2026年現在、舐達麻は解散しているのでしょうか?また現在の活動状況は?
A3:解散はしていません。一時期は個々の制作活動や充電期間のためグループとしての表立った露出が減少し、G-PLANTSの脱退説なども流れましたが、アパレルブランド「APHRODITE GANG」の展開を軸にしつつ、音楽制作やライブ出演、客演参加などを精力的に継続しています。
まとめ:舐達麻が突きつけるストリートの現実と今後の展望
舐達麻の逮捕歴とそれにまつわる一連の騒動は、日本のアンダーグラウンドカルチャーが直面する現実を浮き彫りにしました。彼らは警察の捜査や服役という過酷な現実を経験しながらも、それをリリックに昇華させることで独自の存在感を確立してきました。
薬物政策の厳罰化が進む法秩序の中で、過去の過ちや法的なリスクとどのように向き合い、表現者としてのアイデンティティを保ち続けるのか。2026年を迎えた現在も、彼らの紡ぐ音楽と生き様は、日本の音楽シーンに対して重い問いを投げかけ続けています。 (出典: 舐 達 麻 逮捕(Yahoo!ニュース))