序二段とは?番付の位置・何枚目の見方・給料と優勝者を2026年最新解説
序二段(じょにだん)は、大相撲の番付において、幕内・十両・幕下・三段目に続く、上から5番目の階級です。序ノ口の一つ上に位置し、関取を目指す力士や、上位の階級から番付を下げた力士などが競い合っています。番付の「東序二段十九枚目」といった表記の意味や、序二段の力士が何勝すれば昇進するのか、給料はいくらなのかは、相撲を見始めた人が疑問を持ちやすいポイントです。
2026年9月場所では、錣山部屋の天(あまね・しゅうと)が序二段で7戦全勝を記録し、優勝しました。また、日本相撲協会は2026年7月、2027年1月からの力士の給与・手当や優勝賞金の改定を発表しています。こうした最新の実例も踏まえながら、序二段の仕組み、番付の読み方、昇進・降格、収入、歴代優勝者の調べ方まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 序二段の位置:大相撲の6階級のうち、上から5番目。三段目の下、序ノ口の上に位置する。
- 番付と昇降格:「何枚目」は同じ階級内の順位を示し、本場所の成績などを踏まえて翌場所の番付が編成される。
- 給料と優勝賞金:序二段には月給がなく、2026年の場所手当は1場所8万8,000円。2027年1月からは9万5,000円に改定される予定。
【基本知識】序二段とは?大相撲の番付で上から5番目に位置する階級
序二段とは、大相撲の力士を番付によって分類した階級の一つです。日本相撲協会が公表する番付では、幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口という6つの階級が設けられています。このうち序二段は、上から5番目、下から2番目にあたります。
ただし、序二段を単純に「下位の力士がいる場所」とだけ捉えると、実際の番付の仕組みを見誤ります。入門後に相撲を覚えて上位を目指す若い力士もいれば、過去に幕下や三段目で活躍し、休場や成績不振などによって序二段まで番付を下げた力士もいます。年齢や経験、相撲歴が異なる力士が同じ階級で対戦するのが特徴です。
大相撲の番付を理解するうえで押さえたいのは、階級の名前と、その階級内の順位は別の情報だという点です。序二段という名称が示すのは所属する階級であり、「序二段二枚目」「序二段四十枚目」などの数字は、その階級内での位置を表します。
また、幕内には横綱・大関・関脇・小結・前頭という地位があり、十両以上の力士は「関取」と呼ばれます。一方、幕下以下の力士は「養成員」に区分されます。序二段は、この関取と養成員の違いを理解するうえでも重要な階級です。

【番付の見方】序二段は何枚目まである?東・西の意味も解説
序二段の番付を見る際は、「東か西か」「何枚目か」の2点に注目すると、力士の位置を把握しやすくなります。
例えば、「東序二段十九枚目」と記されていれば、その力士は序二段に所属し、東側の十九枚目に位置しているという意味です。日本相撲協会の2026年9月場所の公式記録では、序二段優勝を果たした天が、東序二段十九枚目に番付されていました。
番付は東と西に分かれており、原則として同じ枚目なら東が西より上位に置かれます。ただし、東西の違いだけで階級が変わるわけではありません。東序二段十九枚目も西序二段十九枚目も、どちらも序二段の力士です。
では、序二段は何枚目まであるのでしょうか。序二段の枚数や所属人数は、力士の在籍状況や番付編成によって変動します。そのため、すべての場所に共通する固定の最終枚目があるわけではありません。最新の枚数を知りたい場合は、対象となる場所の日本相撲協会公式番付を確認するのが確実です。
番付の数字が小さいほど、その階級内では上位に位置します。序二段の筆頭は序二段の最上位で、そこから三段目への昇進を目指す力士もいます。反対に、成績や番付編成の結果によっては、次の場所で序ノ口へ下がる場合もあります。
つまり、番付の「何枚目」は単なる背番号ではありません。力士が同じ階級の中でどの位置にいるのか、次の場所で上位進出や昇進を狙える位置にいるのかを読み取る手掛かりになります。
【昇進・降格】序二段と三段目の違い、番付が変わる仕組み
序二段と三段目の最大の違いは、階級の上下関係です。三段目は序二段より一つ上の階級で、序二段で好成績を残した力士が昇進を目指す先にあたります。一方、三段目で負け越すなど、番付編成上の条件によっては序二段に降格することもあります。
両階級とも、基本的には本場所での取組を通じて成績を積み重ね、翌場所の番付を争います。幕内や十両のような15日間の取組とは異なり、序二段や三段目の力士は通常、1場所で7番相撲を取ります。取組編成の都合で8番相撲を取る例外もあります。
通常の7番相撲であれば、4勝3敗は勝ち越し、3勝4敗は負け越しです。勝ち越した力士は番付が上がりやすく、負け越した力士は下がりやすくなります。ただし、勝ち越しや負け越しだけで、昇進先や降格先が機械的に決まるわけではありません。
番付の編成では、本人の成績や現在の番付、周囲の力士の成績などが関係します。そのため、同じ4勝3敗でも、番付の位置や周囲の状況によって翌場所の移動幅は異なります。「4勝すれば必ず三段目に上がれる」「3敗すれば必ず序ノ口に落ちる」といった一律のルールではありません。
序二段からの昇進を考える際に注目したいのが、7戦全勝という成績です。三段目以下で7戦全勝を記録した力士は、原則として一つ上の階級への昇進が見込まれます。ただし、個々の番付は正式な編成によって決まるため、最終的な地位は翌場所の番付で確認する必要があります。
序二段と三段目は、相撲の基本ルールそのものが大きく異なる階級ではありません。両者の違いは主に番付上の位置と待遇にあります。序二段で安定して勝ち越しを続け、三段目へ進み、さらに幕下を目指すことが、関取への道につながっていきます。

【収入事情】序二段の給料はいくら?2026年の手当と2027年の改定
序二段の給料を調べるときに、最初に区別したいのが「月給」と「場所手当」です。十両以上の関取には月給が支給されますが、序二段を含む幕下以下の力士には、関取と同じ月給制度はありません。代わりに、本場所ごとの場所手当などが支給されます。
2026年の序二段の場所手当は、1場所あたり8万8,000円です。大相撲の本場所は原則として年6回開催されるため、仮に1年間を通して序二段に在籍し、6場所すべてで同額の手当を受け取ったとすると、場所手当の合計は52万8,000円になります。これは場所手当だけの単純計算であり、年間の総収入を示すものではありません。
さらに、2026年7月30日、日本相撲協会は理事会で力士の給与・手当や優勝賞金などの改定を発表しました。日刊スポーツやデイリースポーツの報道によると、2027年1月場所から幕下以下の場所手当も引き上げられ、序二段は1場所9万5,000円となる予定です。
| 階級 | 番付上の位置 | 2026年の場所手当 | 2027年1月からの予定額 |
|---|---|---|---|
| 幕内 | 最上位の階級。横綱・大関・三役・前頭などを含む | 関取として月給制 | 地位に応じて月給を改定 |
| 十両 | 幕内の下、幕下の上。関取にあたる | 月給11万円ではなく、現行の月給は110万円 | 月給120万円 |
| 幕下 | 十両の下、三段目の上 | 16万5,000円 | 18万円 |
| 三段目 | 幕下の下、序二段の上 | 11万円 | 12万円 |
| 序二段 | 上から5番目の階級 | 8万8,000円 | 9万5,000円 |
| 序ノ口 | 6階級の最下位 | 7万7,000円 | 8万2,000円 |
※幕内・十両の金額は月給、幕下以下の金額は1場所あたりの手当です。幕内の月給は地位によって異なります。改定後の金額は2027年1月場所から適用される予定額です。
2027年の改定では、場所手当だけでなく、幕下以下の力士に支給される勝星金や勝ち越し金も引き上げられる予定です。報道によると、序二段の勝星金は1勝あたり2,500円から3,000円へ、勝ち越し金は勝ち越し1点あたり5,500円から7,500円へ改定されます。
このほか、序二段の優勝賞金も2026年の20万円から、2027年1月場所以降は30万円に引き上げられる予定です。したがって、序二段の収入は場所手当だけで決まるわけではなく、本場所での勝敗や優勝などによっても変わります。
注意したいのは、場所手当を月給と同じものとして扱わないことです。8万8,000円や9万5,000円は毎月受け取る給料ではなく、本場所ごとの手当です。序二段の収入を比較する際は、月給制の関取と、場所ごとに手当が支給される幕下以下の力士を分けて考える必要があります。
【2026年最新】序二段優勝は誰?歴代優勝者と注目の成績
序二段の優勝は、原則として本場所で最も優れた成績を残した力士に与えられます。7戦全勝で優勝するケースがあり、序二段の優勝者は三段目への昇進を目指す力士を知るうえでも注目されます。
日本相撲協会公式サイトの「各段の優勝力士・三賞力士」によると、2026年9月場所の序二段優勝者は、錣山部屋の天(あまね・しゅうと)です。東序二段十九枚目で7勝0敗を記録し、序二段優勝を果たしました。
天の戦歴を日本相撲協会の力士プロフィールで確認すると、2026年7月場所は西三段目六十二枚目で2勝5敗、続く9月場所では東序二段十九枚目で7戦全勝という成績でした。上位の階級から序二段に下がった後、全勝優勝を達成した実例です。
この成績は、序二段が新弟子だけの階級ではないことをよく示しています。番付は過去の最高位をそのまま維持する仕組みではなく、各場所の結果によって変化します。過去に三段目に在籍した経験のある力士でも、序二段で改めて結果を残し、上位への復帰を目指すことがあります。
序二段の歴代優勝者を調べる場合は、日本相撲協会公式サイトの「過去の成績・番付―各場所の情報」が参考になります。同協会の過去の優勝力士データは、2013年1月場所から2026年9月場所までの記録を掲載しています。各場所の優勝者だけでなく、所属部屋や番付、優勝時の成績などを確認できます。
歴代優勝者を比較する際は、優勝回数だけでなく、優勝した場所の番付や勝敗にも目を向けると、力士の歩みが見えてきます。上位から降格した場所で優勝したケースと、入門後に番付を上げながら優勝したケースでは、その意味合いが異なるからです。
なお、2026年の最新の優勝者を知りたい場合は、すでに終了した9月場所の結果と、これから開催される場所の情報を混同しないことが大切です。2026年10月21日時点で、9月場所の序二段優勝者として公式記録に掲載されているのは天です。

【力士の実情】序二段力士はどんな立場?取組を見るときの注目点
序二段には、入門して間もない力士だけでなく、長年相撲を続けてきた力士や、上位の階級から降格してきた力士もいます。体格や年齢、相撲経験、得意技は一様ではなく、同じ序二段という階級の中にもさまざまな背景があります。
序二段の取組を観戦する際は、単に勝ったか負けたかだけでなく、立ち合いの鋭さ、相手との距離の詰め方、押しや寄りの圧力、土俵際での粘りなどに注目すると、力士ごとの特徴をつかみやすくなります。取組数が限られるため、1番の勝敗がその場所の成績に与える影響も小さくありません。
また、番付が下位だからといって、すべての取組が実力差の大きい対戦になるわけではありません。序二段には、直近の成績によって番付を下げた経験者と、勢いを持って番付を上げてきた力士が同居しています。番付の数字だけでは、当日の調子や相撲の内容までは判断できません。
序二段の成績を追うときは、場所ごとの星取表を確認するのがおすすめです。7番相撲で4勝以上を挙げたか、連勝や連敗があったか、優勝争いに残ったかを見れば、その力士がどのような場所を過ごしたのかを把握できます。翌場所の番付と照らし合わせることで、成績が昇進・降格にどう結び付いたかも理解しやすくなります。
ただし、幕下以下では取組編成の都合により、通常の7番に加えて8番相撲を取ることがあります。日本相撲協会の公式クイズでも説明されているように、この例外的な8番相撲では、勝ち星は翌場所の番付編成に反映されますが、負け星は反映されません。通常の7番相撲とは扱いが異なるため、星取表を読むときには注意が必要です。
序二段は、関取への道の途中にある階級であると同時に、力士の経験や復調の過程を追える場所でもあります。番付、星取表、過去の最高位を組み合わせて見ることで、数字だけでは分からない力士の現在地を理解できます。
【プロの結論】序二段を理解する3つの判断基準
序二段を正しく理解するために、押さえておきたい判断基準は3つあります。
第一に、序二段は6階級のうち上から5番目という位置にありますが、所属する力士の経験や実力が一律というわけではありません。番付はその時点での位置を示すものであり、力士の過去の実績や将来の可能性をすべて表すものではありません。
第二に、昇進や降格は勝ち越し・負け越しを基本としながら、番付編成全体の結果によって決まります。7番相撲で4勝3敗なら勝ち越し、3勝4敗なら負け越しという基準は重要ですが、勝敗だけから翌場所の枚目や階級を断定することはできません。
第三に、序二段の収入を考える際は、月給と場所手当を混同しないことが欠かせません。2026年の場所手当は1場所8万8,000円で、2027年1月から9万5,000円に改定される予定です。優勝賞金や成績に応じた手当も別に考える必要があります。
番付の位置、場所ごとの成績、待遇の3つを一緒に確認すれば、序二段という階級の実態をより正確に捉えられます。優勝者を追う場合も、結果だけを見るのではなく、直前の番付や過去の成績まで確認することで、力士が歩んできた道筋が見えてきます。
【序二段】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:序二段は大相撲で何番目の階級ですか? A1:幕内・十両・幕下・三段目に続く、上から5番目の階級です。序ノ口の一つ上に位置しています。
Q2:序二段の力士は何勝すれば昇進できますか? A2:通常の7番相撲では4勝3敗以上が勝ち越しとなり、番付上昇につながりやすくなります。ただし、昇進先や枚目は本人の成績や周囲の番付などを踏まえて編成されるため、4勝すれば必ず三段目に上がれるという決まりではありません。7戦全勝は、三段目への昇進を目指すうえで特に注目される成績です。
Q3:序二段の給料はいくらですか? A3:序二段の力士には関取のような月給はなく、2026年は1場所あたり8万8,000円の場所手当が支給されます。日本相撲協会が2026年7月に発表した改定では、2027年1月場所から9万5,000円に引き上げられる予定です。
Q4:2026年9月場所の序二段優勝者は誰ですか? A4:錣山部屋の天(あまね・しゅうと)です。東序二段十九枚目で7戦全勝を記録し、序二段優勝を果たしました。
Q5:序二段と三段目では、相撲のルールが違うのですか? A5:基本的な相撲のルールは同じです。主な違いは番付上の階級と待遇で、三段目は序二段の一つ上に位置しています。どちらも通常は1場所7番相撲を取ります。
まとめ:序二段の番付・成績・待遇を正しく理解するために
序二段は、大相撲の6階級のうち上から5番目に位置し、三段目への昇進や序ノ口への降格とも関係する階級です。番付の「何枚目」は同じ階級内での順位を示し、東西の位置や場所ごとの成績と合わせて見ることで、力士の現在地が分かります。
2026年9月場所では、錣山部屋の天が7戦全勝で序二段優勝を達成しました。また、序二段の場所手当は2026年が1場所8万8,000円で、2027年1月から9万5,000円に改定される予定です。優勝賞金や成績に応じた手当も含め、待遇は番付や制度の改定によって変化します。
序二段の力士を応援するときは、現在の枚目だけで評価せず、星取表、過去の最高位、昇進・降格の経緯にも注目してみてください。番付の数字の向こう側にある力士それぞれの歩みを知ることが、大相撲をより深く楽しむ手掛かりになります。 (出典: 序 二 段(Yahoo!ニュース))