渡瀬恒彦の十津川警部シリーズ全54作を放送順に解説【2026年再放送情報】
渡瀬恒彦主演の「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」は、1992年4月13日から2015年4月13日まで、TBS系で全54作が放送された長寿刑事ドラマです。渡瀬恒彦が演じる十津川省三警部と、伊東四朗が演じる亀井刑事のコンビを軸に、鉄道をめぐる事件や各地で起こる難事件を描いてきました。
シリーズを振り返るうえで押さえたいのが、月曜ドラマスペシャル、月曜ミステリー劇場、月曜ゴールデンという3つの放送枠の変遷です。また、ドラマのタイトルと西村京太郎の原作小説のタイトルが異なる作品もあり、原作との関係を知ると各エピソードをより深く楽しめます。2026年の再放送情報も含め、全54作の放送順、歴代キャスト、最終作までを整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 全54作の放送期間:1992年4月13日から2015年4月13日まで、約23年間にわたって放送。
- 放送枠の変遷:第1~21作は月曜ドラマスペシャル、第22~36作は月曜ミステリー劇場、第37~54作は月曜ゴールデン。
- 2026年の視聴方法:TBSチャンネルの番組情報に再放送予定が掲載されている。配信サービスは各サービスの最新作品情報を確認したい。
【基本情報】渡瀬恒彦版「十津川警部シリーズ」はどんなドラマ?
「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」は、作家・西村京太郎の推理小説を原作とする2時間サスペンスドラマです。警視庁捜査一課の十津川省三警部が、亀井刑事をはじめとする捜査陣と協力しながら、複雑な殺人事件や不可解な犯罪の真相を追います。
TBSの番組情報やBS-TBSの作品紹介によると、シリーズ第1作は「札幌駅殺人事件」。1992年4月13日に放送され、渡瀬恒彦、伊東四朗らが出演しました。札幌を舞台にした連続殺人事件を描き、鉄道や観光地とミステリーを組み合わせる作品の特徴が初回から表れています。
TBS系・2時間刑事ドラマ
主演:渡瀬恒彦
主人公:十津川省三警部
主要共演者:伊東四朗
原作:西村京太郎の推理小説シリーズ
放送期間:1992年4月13日~2015年4月13日
作品数:全54作
このシリーズの大きな特徴は、1話完結型の事件捜査を基本としながら、主人公と主要な仲間の関係を長期間にわたって維持したことです。初回から最終作まで渡瀬恒彦と伊東四朗のコンビが作品を支え、各回のゲスト俳優や舞台となる地域が変わっても、シリーズとしての一体感が保たれました。
なお、同じ西村京太郎の作品を原作とするテレビ朝日系の「西村京太郎トラベルミステリー」とは別のテレビドラマシリーズです。原作の世界観を共有していても、放送局、キャスト、脚本、作品の構成はそれぞれ異なります。

【放送枠の変遷】月曜ドラマスペシャルから月曜ゴールデンまで
渡瀬恒彦版の放送期間を理解するには、TBSの2時間ドラマ枠の変化を押さえる必要があります。シリーズは1992年に始まり、放送枠の名称が変わっても制作が継続され、2015年の第54作まで到達しました。
放送期間と作品番号を整理すると、次のようになります。放送枠の区分はTBS系の番組情報とシリーズの放送記録に基づくものです。
| 放送枠 | 作品番号 | 放送期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|
| 月曜ドラマスペシャル | 第1~21作 | 1992年4月13日~2001年1月8日 | 21作 |
| 月曜ミステリー劇場 | 第22~36作 | 2001年4月2日~2006年1月9日 | 15作 |
| 月曜ゴールデン | 第37~54作 | 2006年10月2日~2015年4月13日 | 18作 |
第21作「西伊豆・美しき殺意」までは月曜ドラマスペシャル、第22作「京都・恋と裏切りの嵯峨野」から月曜ミステリー劇場、第37作「特急あずさ殺人事件」から月曜ゴールデンへと移行しました。
ここで注意したいのは、放送枠が変わったことと、ドラマの主演やシリーズそのものが変わったことは同じではないという点です。渡瀬恒彦版は枠の名称が変わっても継続し、2015年まで全54作が制作・放送されました。
また、シリーズは毎年一定のペースで新作を放送し、1995年や2003年には年間4作が放送された記録もあります。単発の人気作品を集めただけではなく、長期にわたり定期的に新作を送り出す仕組みが、シリーズの定着を支えました。
【放送順一覧】渡瀬恒彦主演の十津川警部シリーズ全54作
以下は、放送記録に基づく第1作から第54作までの一覧です。再放送を探すときや、見逃した作品を確認するときは、作品番号と放送日を合わせて見ると整理しやすくなります。
第1作~第21作:月曜ドラマスペシャル時代
- 1992年4月13日「札幌駅殺人事件」
- 1993年1月18日「西鹿児島駅殺人事件」
- 1993年10月4日「上野駅殺人事件」
- 1994年3月28日「函館駅殺人事件」
- 1994年8月1日「会津高原殺人事件」
- 1994年10月17日「萩・津和野に消えた女」
- 1995年1月2日「豪華特急トワイライト殺人事件」
- 1995年3月27日「伊豆海岸殺人ルート」
- 1995年10月9日「松島・蔵王殺人事件」
- 1995年12月25日「ミステリー列車が消えた」
- 1996年7月8日「南伊豆高原殺人事件」
- 1997年3月24日「丹後殺人迷路」
- 1997年9月29日「特急しなの21号殺人事件」
- 1997年12月29日「海を渡った愛と殺意」
- 1998年9月28日「尾道・倉敷殺人ルート」
- 1999年1月4日「寝台急行『銀河』殺人事件」
- 1999年7月5日「越後・会津殺人ルート」
- 1999年12月27日「シベリア鉄道殺人事件」
- 2000年4月3日「伊豆・七滝殺人事件」
- 2000年10月2日「寝台特急カシオペアを追え」
- 2001年1月8日「西伊豆・美しき殺意」
第22作~第36作:月曜ミステリー劇場時代
- 2001年4月2日「京都・恋と裏切りの嵯峨野」
- 2001年10月1日「終着駅殺人事件」
- 2002年1月7日「伊豆の海に消えた女」
- 2002年3月25日「南紀白浜殺人ルート」
- 2002年9月30日「特急おおぞら殺人事件」
- 2003年1月3日「九州特急つばめ殺人事件」
- 2003年3月24日「陸中海岸殺意の旅」
- 2003年9月22日「松山・道後十七文字の殺人」
- 2003年12月29日「パリ・東京殺人ルート」
- 2004年3月29日「四国連絡特急殺人事件」
- 2004年9月27日「愛の伝説・釧路湿原」
- 2004年12月27日「東北新幹線『はやて』殺人事件」
- 2005年3月28日「寝台特急あさかぜ殺人事件」
- 2005年7月4日「金沢加賀殺意の旅」
- 2006年1月9日「河津・天城連続殺人事件」
第37作~第54作:月曜ゴールデン時代
- 2006年10月2日「特急あずさ殺人事件」
- 2007年4月2日「愛と悲しみの墓標」
- 2008年1月7日「飛騨高山に消えた女」
- 2008年10月13日「生命〜ベールに包まれた誕生の秘密〜」
- 2009年4月13日「寝台特急殺人事件〜さよならブルートレイン〜」
- 2009年9月28日「九州ひなの国殺人ルート」
- 2010年3月29日「伊勢志摩殺人迷路〜円空の謎〜」
- 2011年4月11日「特急ソニック殺人事件〜十年目の真実〜」
- 2011年10月10日「志賀高原殺人事件〜黒姫伝説の謎〜」
- 2012年1月9日「特急『草津』殺人迷路」
- 2012年4月16日「熱海・湯河原殺人事件」
- 2012年10月22日「江ノ電に消えた女〜十津川警部への挑戦状〜」
- 2013年1月21日「特急『しらさぎ』殺人迷路〜越前竹人形の謎〜」
- 2013年9月9日「消えたタンカー」
- 2014年1月13日「京都〜小浜殺人迷路〜八百比丘尼伝説の怪〜」
- 2014年5月12日「小田原城殺人事件〜一期一会の証言〜」
- 2014年10月20日「伊豆・踊り子号殺人ルート〜消えた一億円の謎〜」
- 2015年4月13日「サンライズ出雲の女 消えた似顔絵の女」
第50作「消えたタンカー」は、2013年に放送された記念作です。BS-TBSの作品紹介によると、渡瀬恒彦と実兄の渡哲也が共演し、渡哲也が物語の重要人物となる元タンカー船長を演じました。54作の長い歴史の中でも、シリーズの節目を飾るエピソードとして知られています。

【歴代キャスト】渡瀬恒彦の十津川省三役と名コンビの魅力
十津川警部シリーズの中心にいるのは、渡瀬恒彦演じる十津川省三と、伊東四朗演じる亀井刑事です。事件ごとに容疑者や被害者、関係者が入れ替わる一方、捜査を進めるレギュラー陣が作品の連続性を生み出しました。
主人公・警視庁捜査一課
冷静な判断力と粘り強い捜査を軸に、難事件の真相を追う十津川警部を演じました。シリーズ第1作から第54作まで主演を務め、渡瀬恒彦を代表する役柄の一つとなっています。
十津川警部の相棒
十津川を支える亀井刑事を担当。渡瀬との掛け合いはシリーズの柱であり、23年間にわたる作品の安定感を支えた存在です。
捜査一課の刑事
シリーズを通してたびたび登場する捜査陣の一人。作品ごとに変わるゲスト陣とは異なる、シリーズの継続性を感じさせるキャストです。
捜査一課の刑事
多くのエピソードに登場するレギュラーキャストの一人。長期シリーズの捜査チームを形づくる役割を担いました。
中盤以降の捜査陣
第20作以降に登場する捜査チームのメンバー。後半のシリーズを支える顔ぶれの一人です。
捜査一課の刑事
第22作以降の多くのエピソードに登場するレギュラーキャスト。シリーズ後半の捜査陣を構成する人物です。
このほか、山田アキラが山下智志刑事を演じるなど、複数のレギュラーが長期にわたって登場しました。十津川警部の妻・直子役には、かたせ梨乃が出演した作品もあります。ただし、各人物の登場回数は異なり、全54作に同じキャストが毎回出演しているわけではありません。
また、各話のゲストには、事件の被害者、容疑者、目撃者、関係者などを演じる多彩な俳優が起用されました。初期作品と後期作品を見比べると、レギュラー陣の変化だけでなく、当時の俳優や映像表現の違いも楽しめます。
【原作との関係と評判】西村京太郎の小説はどう映像化された?
西村京太郎の原作小説とドラマ版は、十津川省三と亀井刑事が事件を追うという基本的な枠組みを共有しています。しかし、テレビドラマは原作をそのまま映像に置き換えたものばかりではありません。ドラマ独自のタイトルが付けられたり、脚本の構成に合わせて事件の見せ方が変えられたりしています。
ドラマと原作のタイトルが違う作品もある
分かりやすい例が第19作「伊豆・七滝殺人事件」です。放送記録では、原作として西村京太郎の「桜の下殺人事件」が記載されています。また、最終作の「サンライズ出雲の女 消えた似顔絵の女」は、原作「夜行列車の女」をもとにした作品です。
このように、ドラマのタイトルだけを見て原作小説を探すと、同じ名前の作品が見つからないことがあります。原作を読み比べる際には、ドラマの作品名だけでなく、各回の原作クレジットも手掛かりになります。
長期シリーズとして支持された理由
作品の魅力を整理すると、主に3つの要素が浮かび上がります。
- 安定した主役コンビ:渡瀬恒彦と伊東四朗がシリーズの軸を担い、毎回異なる事件を扱いながらも作品の雰囲気を保ちました。
- 鉄道と旅情を生かした事件設定:駅、寝台特急、新幹線、観光地などを事件の舞台に組み込むことで、謎解きと旅の風景を同時に楽しめます。
- 1話完結の見やすさ:基本的に各回で事件が完結するため、放送順にすべて見なくても物語を理解しやすい構成です。
TBSチャンネルの第1作紹介でも、札幌の観光ポイントや食の魅力を盛り込み、ユーモアを交えた娯楽作品として紹介されています。旅情と本格的な事件捜査を組み合わせる構成は、シリーズ初期からの特徴でした。
一方、全54作という長さは、作品ごとの違いも生みます。原作に忠実な謎解きを重視する人には脚色が気になる回があるかもしれませんし、鉄道ミステリーや地方ロケの雰囲気を楽しみたい人には、事件の舞台そのものが見どころになります。評判を一律に決めつけるより、何を楽しみたいかで評価するのが適切です。

【2026年最新】十津川警部シリーズの再放送・配信はどこで見られる?
2026年10月時点でも、渡瀬恒彦版の十津川警部シリーズは、テレビの再放送を探せる作品です。TBSチャンネルの公式番組ページには各作品の紹介と放送予定が掲載されており、2026年10月には「特急あずさ殺人事件」や「飛騨高山に消えた女」などの放送情報が確認できます。11月放送予定として案内されている作品もあります。
ただし、再放送は時期によって作品や放送日時が変わります。特定の作品を見たい場合は、TBSチャンネルの最新番組表で作品名を検索するのが確実です。BS-TBSにもシリーズの作品紹介ページがありますが、作品ページが存在することと、直近の放送が決まっていることは区別して確認しましょう。
配信サービスで視聴したい場合
U-NEXTは2023年12月、TBSで放送された渡瀬恒彦主演の「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」を第1作から順次配信すると発表しました。テレビの再放送時間に合わせにくい場合、動画配信サービスの作品一覧を調べる方法もあります。
ただし、2023年の配信開始発表だけでは、2026年現在の配信継続状況や全54作の配信有無までは確定できません。視聴前に各サービスの現行作品ページで、見たい作品のタイトルと配信状況を確認してください。
初めて見る人におすすめの視聴順
- シリーズの原点から見たい人:第1作「札幌駅殺人事件」から放送順に視聴する。
- 鉄道ミステリーを楽しみたい人:「豪華特急トワイライト殺人事件」「寝台特急カシオペアを追え」「東北新幹線『はやて』殺人事件」など、列車名が題名に含まれる作品から選ぶ。
- シリーズ後半の雰囲気を知りたい人:第50作「消えたタンカー」や、第54作「サンライズ出雲の女 消えた似顔絵の女」を視聴する。
- キャストの変化を見たい人:初期の作品と第20作以降、第37作以降の作品を見比べ、捜査チームの顔ぶれを確認する。
なお、渡瀬恒彦版の最終作は2015年の第54作ですが、十津川警部というキャラクターのテレビドラマ化がそこで完全に終わったわけではありません。TBSでは2017年から内藤剛志主演、石丸謙二郎共演の新たな十津川警部シリーズが始まりました。渡瀬版と後継シリーズは、主演俳優や制作体制が異なる別の作品として区別すると、作品情報を整理しやすくなります。
【十津川警部シリーズ渡瀬恒彦】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:渡瀬恒彦主演の十津川警部シリーズは全部で何作ありますか?
A1:TBS系で放送された渡瀬恒彦主演版は全54作です。1992年4月13日の第1作「札幌駅殺人事件」から、2015年4月13日の第54作「サンライズ出雲の女 消えた似顔絵の女」まで放送されました。
Q2:十津川警部シリーズの放送枠はどのように変わりましたか?
A2:第1~21作は月曜ドラマスペシャル、第22~36作は月曜ミステリー劇場、第37~54作は月曜ゴールデンで放送されました。枠の名称が変わっても、渡瀬恒彦主演版は2015年まで継続しています。
Q3:渡瀬恒彦版の最終作は何ですか?
A3:最終作は第54作「サンライズ出雲の女 消えた似顔絵の女」です。2015年4月13日に放送されました。原作は西村京太郎の「夜行列車の女」です。
Q4:十津川警部と亀井刑事を演じた俳優は誰ですか?
A4:十津川省三警部を渡瀬恒彦、亀井定雄刑事を伊東四朗が演じました。2人のコンビはシリーズを通じて中心的な存在であり、初回から最終作まで作品を支えました。
Q5:2026年も再放送されていますか?
A5:2026年10月時点で、TBSチャンネルの公式番組ページには複数作品の放送情報が掲載されています。ただし、放送日時や対象作品は変わるため、最新の番組表で確認してください。配信サービスについても、現在の配信対象作品を各サービスで確認する必要があります。
Q6:ドラマと西村京太郎の原作小説は同じタイトルですか?
A6:必ずしも同じではありません。例えば、第19作「伊豆・七滝殺人事件」の原作は「桜の下殺人事件」、第54作「サンライズ出雲の女 消えた似顔絵の女」の原作は「夜行列車の女」です。原作を探す際は、各回の原作表記も確認しましょう。
まとめ:渡瀬恒彦版の魅力は全54作を通じた一貫性にある
渡瀬恒彦主演の十津川警部シリーズは、1992年から2015年までの約23年間にわたり、全54作が放送されたTBS系の長寿刑事ドラマです。月曜ドラマスペシャル、月曜ミステリー劇場、月曜ゴールデンという3つの放送枠をまたぎながら、渡瀬恒彦と伊東四朗による十津川・亀井コンビが作品の中心を担いました。
作品を楽しむうえでは、放送順の一覧だけでなく、原作とのタイトルの違い、歴代キャストの変化、鉄道や旅情を取り込んだ物語の構成にも注目したいところです。初めて見るなら第1作から順番に、好きな鉄道や旅先があるなら題名から気になる作品を選ぶ方法もあります。
2026年に再放送や配信で視聴する場合は、TBSチャンネルの最新番組表と各配信サービスの現行作品情報を確認するのが基本です。渡瀬恒彦が演じた十津川警部の捜査と、伊東四朗との掛け合いを改めて味わうなら、まずはシリーズの原点「札幌駅殺人事件」から見始めると、長寿シリーズが築いてきた魅力をつかみやすくなります。 (出典: 十津川 警部 シリーズ 渡瀬 恒彦(Yahoo!ニュース))