プリン体が多い食べ物ランキング2026|レバー・白子・魚介類と低プリン体食品を徹底比較
プリン体を多く含む食べ物といえば、レバーや白子、煮干し、カツオなどが代表的です。一方、卵や牛乳、野菜、果物などにも含有量の少ない食品があり、食材の選び方や食べる量を工夫すれば、好きなものを楽しみながら尿酸値を意識した食生活を続けられます。
公益財団法人痛風・尿酸財団の「食品中のプリン体含有量一覧表」では、煮干しは100gあたり746.1mg、鶏レバーは312.2mg、鶏卵は0.0mgと、食品によって大きな差があります。ただし、乾物は水分が少ないため数値が高くなりやすく、100gあたりの数値だけで実際の食事の影響を判断するのは適切ではありません。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- プリン体が多い食品:煮干し、かつお節、レバー、白子、一部の魚介類は含有量が多い代表例。
- プリン体が少ない食品:卵、牛乳、ヨーグルト、キャベツ、果物などは日々の食事に取り入れやすい。
- 1日の摂取目安:高尿酸血症・痛風の食事療法ではプリン体400mg程度が目安。飲酒量、食事全体のエネルギー、水分補給にも気を配る。
【ランキング】プリン体が多い食べ物は?食品100gあたりの含有量を比較
食品に含まれるプリン体は、細胞の遺伝情報を構成する核酸などに由来します。そのため、細胞が多い組織や、細胞分裂が盛んな部位などでは含有量が高くなる傾向があります。
痛風・尿酸財団が公表している食品別データをもとに、プリン体が多い代表的な食品を100gあたりの含有量で比較します。以下は一般的な食品を対象とした比較であり、すべての食品を網羅した厳密な総合順位ではありません。
- 煮干し:746.1mg
- 焼き海苔(乾燥):591.7mg
- かつお節:493.3mg
- 干し椎茸:379.5mg
- 鶏レバー:312.2mg
- マイワシの干物:305.7mg
- イサキ白子:305.5mg
- ムール貝:292.5mg
- 豚レバー:284.8mg
- 大正エビ:273.2mg
このランキングで注目したいのは、上位に乾物が多いことです。煮干しやかつお節は、だしを取るために少量ずつ使う食品であり、100gをそのまま食べるケースは一般的ではありません。乾物の数値が高いからといって、通常の1食で必ず大量のプリン体を摂取するわけではないのです。
一方、レバーや白子、魚介類は料理の主役や酒の肴として食べる機会があります。1回に食べる量が多くなる場合は、含有量とともに食べる頻度も意識したいところです。
なお、痛風・尿酸財団の解説では、食品100gあたりのプリン体含有量が300mg以上の食品を「極めて多い」、200~300mgの食品を「多い」と分類しています。数値は食材選びの目安であり、個々の食品を一律に禁止するための基準ではありません。

【食品別比較】レバー・白子・魚介類・卵・乳製品の含有量一覧
プリン体の摂取量を見直すなら、食品名だけで判断せず、100gあたりの含有量を比較することが役立ちます。公益財団法人痛風・尿酸財団の一覧表に掲載された数値を中心に、日常的に食べる食品をまとめました。
| 食品・分類 | プリン体含有量(mg/100g) | 食生活での考え方 |
|---|---|---|
| 煮干し | 746.1 | 乾物のため数値が高い。使用量を意識する |
| 鶏レバー | 312.2 | 含有量が多く、食べる頻度や量に注意 |
| 豚レバー | 284.8 | 少量でも含有量を考慮したい食品 |
| 牛レバー | 219.8 | レバー類は全般的に多め |
| イサキ白子 | 305.5 | 魚種によって数値が異なる |
| 大正エビ | 273.2 | 魚介類の中でも多い部類 |
| カツオ | 211.4 | 食べる量とほかの主菜との組み合わせを意識 |
| マイワシ(生) | 210.4 | 魚介類の中でも比較的多い |
| 鶏もも肉 | 122.9 | レバーより少ないが、食べる量によって摂取量が変わる |
| 納豆 | 56.6~113.9 | 製品や測定データによる幅がある |
| キャベツ | 3.2 | 副菜として取り入れやすい |
| 鶏卵 | 0.0 | プリン体をほとんど含まない食品の代表例 |
| 牛乳 | 0.16 | プリン体が極めて少ない |
| ヨーグルト | 5.2 | プリン体が少なく、食事に組み込みやすい |
数値の出典は、公益財団法人痛風・尿酸財団の「食品中のプリン体含有量一覧表」です。食品の状態や部位、測定資料によって数値は変わるため、異なる資料の値を比較する際は条件にも注意してください。
表から分かるように、同じ動物性食品でも鶏レバーと鶏もも肉では含有量に大きな差があります。また、魚介類の中にもプリン体が多いものと比較的少ないものがあります。「肉や魚はすべて避ける」という方法よりも、部位や種類を選び、食べる量を調整するほうが現実的です。
白子も魚種によって含有量が異なります。イサキ白子の数値をすべての白子に当てはめることはできません。魚介類の種類や調理状態による違いを踏まえ、食事全体で摂取量を調整しましょう。
【低プリン体食品一覧】プリン体が少ない野菜・果物・卵・乳製品
プリン体を意識した食事では、含有量が少ない食品を上手に活用することがポイントです。特に卵や乳製品、野菜、果物、主食類などは、毎日の献立を組み立てる際の選択肢になります。
プリン体が少ない野菜
痛風・尿酸財団の一覧表では、次のような野菜の含有量が少なくなっています。
- キャベツ:3.2mg/100g
- レタス:4.6mg/100g
- ニンジン:2.2mg/100g
- タマネギ:2.3mg/100g
- 赤パプリカ:1.0mg/100g
- トマト:6.5mg/100g
- ジャガイモ:6.5mg/100g
- キュウリ:9.4mg/100g
これらはサラダ、温野菜、スープ、煮物などに使いやすい食材です。主菜に肉や魚を使うときは、野菜を組み合わせて食事全体のバランスを整えましょう。
ただし、野菜ならすべてプリン体が少ないわけではありません。例えば、パセリは288.9mg/100g、干し椎茸は379.5mg/100gと、比較的高い数値が掲載されています。ブロッコリーやほうれん草も、キャベツなどと比べれば含有量が多めです。それでも、こうした野菜を一律に食事から排除する必要はありません。含有量だけでなく、実際に食べる量や栄養バランスを考えることが大切です。
プリン体が少ない果物
果物では、痛風・尿酸財団の一覧表に次の数値が掲載されています。
- みかん:1.7mg/100g
- キウイ:1.8mg/100g
- イチゴ:2.1mg/100g
- バナナ:3.0mg/100g
- アボカド:18.4mg/100g
果物はプリン体が少ないものが多い一方、果糖も含んでいます。尿酸値が高い人は、果物を極端に制限するよりも、甘味飲料や大量の果汁飲料を習慣的に飲むことを避け、果物も適量を楽しむことを意識しましょう。
卵・乳製品・大豆製品はどう選ぶ?
鶏卵は0.0mg/100g、牛乳は0.16mg/100g、ヨーグルトは5.2mg/100gと、プリン体の少ない食品の代表例です。肉や魚を主菜にする日と、卵や乳製品を取り入れる日を組み合わせれば、食事のバリエーションを保ちながら摂取量を調整できます。
豆腐や納豆などの大豆製品にもプリン体は含まれます。例えば、納豆は56.6~113.9mg/100g、冷奴用の豆腐は31.1mg/100gです。大豆製品はたんぱく質を補う選択肢になるため、数値だけを理由に避けるのではなく、食べる量やほかの食品との組み合わせを考えましょう。

【1日400mgが目安】プリン体の摂取量とビールの関係
高尿酸血症・痛風の食事療法では、プリン体の摂取量を1日400mg程度に抑えることが目安として示されています。日本痛風・尿酸核酸学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」第3版と2022年追補版は、食事や飲酒などの生活習慣を治療の重要な要素として扱っています。
400mgは、すべての人が必ず守らなければならない一律の安全上限という意味ではありません。尿酸値や持病、治療状況によって必要な対応は異なりますが、食品を選ぶ際の実用的な目安として役立ちます。
1日の食事で400mgをどう意識する?
例えば、肉や魚を主菜にした食事では、食材の種類と量によってプリン体の摂取量が大きく変わります。日本痛風・尿酸核酸学会のガイドラインに掲載された食品データでは、主菜に肉や魚を80~100g程度使った定食は、1食あたり約140~180mgが目安として示されています。
一方、プリン体が少ない豆腐、納豆、卵、乳製品などを主菜にした場合、食事1回あたりの摂取量は30~40mg程度とされる例もあります。実際の量は献立によって変わりますが、主菜の種類を工夫することで、1日の合計を調整しやすくなります。
毎食の数値を厳密に計算するのが難しい場合は、レバーや白子、煮干しなどの高含有食品を重ねて大量に食べないこと、主菜の量を適切にすること、野菜や主食も含めてバランスを整えることから始めるとよいでしょう。
ビールとプリン体の含有量を比較
ビールはプリン体が多い飲み物という印象がありますが、通常のビールに含まれるプリン体は、痛風・尿酸財団の公表データでは100mLあたり約3.3~6.9mgです。350mL缶に換算すると、およそ12~25mgになります。
この数値だけを見ると、煮干しやレバーなどの食品に比べて少なく感じられます。しかし、飲酒による尿酸値への影響は、プリン体の量だけでは説明できません。アルコール自体が尿酸の代謝や排泄に影響するため、プリン体が少ないお酒を選んだとしても、飲み過ぎれば尿酸値対策として十分とはいえません。
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は、プリン体の含有量が少ないことで知られています。それでもアルコールによる影響は残ります。「ビールをやめて別のお酒に替えれば問題ない」と考えるのではなく、飲酒量や飲酒頻度そのものを見直すことが大切です。
【痛風予防の食事】尿酸値を意識した食生活の整え方
尿酸値を意識した食事では、プリン体の量だけに注目するのではなく、エネルギー摂取量、飲酒、水分補給、運動などを組み合わせて見直すことが重要です。厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」でも、適切なエネルギー摂取、プリン体の過剰摂取を避けること、水分補給、飲酒制限などが生活習慣改善のポイントとして紹介されています。
1. 主菜を工夫して、肉や魚を適量にする
肉や魚は、たんぱく質をはじめとする栄養素を摂取するためにも重要な食品です。プリン体が含まれるからといって、すべての肉や魚を食べない方法はおすすめできません。
レバーや白子、煮干しなどの含有量が多い食品を頻繁に大量に食べる習慣があるなら、量や頻度を調整してみましょう。鶏もも肉、豚肉、魚介類なども食材ごとの含有量を参考にしつつ、卵、豆腐などを主菜にする日を設けると、食事の選択肢が広がります。
2. 野菜や海藻を副菜に取り入れる
野菜や海藻は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを補ううえで役立ちます。キャベツやレタス、タマネギ、ニンジンなどを使った副菜を日常的に取り入れ、主菜に偏らない献立を目指しましょう。
尿酸値が高い人では、肥満や高血圧などの生活習慣に関連する問題を併せ持つこともあります。特定の食品だけを減らすのではなく、食事全体のエネルギー量や栄養バランスにも目を向けることが大切です。
3. 水やお茶で水分補給をする
水分を十分に取ることは、尿量を確保し、尿酸の排泄を促すための生活習慣の一つです。日常の飲み物は水や無糖のお茶を基本にし、糖分を多く含む清涼飲料水や果汁飲料を習慣的に大量に飲むことは控えましょう。
ただし、腎臓や心臓の病気などで水分制限を受けている場合は、自己判断で飲水量を増やさず、医師の指示に従ってください。
4. 飲酒量を見直し、無理のない運動を続ける
アルコールは種類にかかわらず尿酸値に影響するため、ビールだけでなく、ほかのお酒も含めて飲酒量を見直しましょう。飲酒の習慣がある人は、飲む頻度や量を記録するだけでも、自分の生活を振り返るきっかけになります。
運動については、ウォーキングなどの適度な有酸素運動を継続する方法が取り入れやすいでしょう。激しい運動や脱水を招くような活動は避け、体調に合わせて無理なく続けることが大切です。
【食べ方の注意点】乾物・だし・調理法でプリン体の摂取量は変わる
食品のプリン体含有量を比較するときは、乾燥による水分量の変化と調理法にも注意が必要です。生鮮食品と乾物を同じ100gで比べても、実際の食事で摂取する量や条件が異なるためです。
乾物は100gあたりの数値だけで判断しない
煮干しやかつお節、干し椎茸、乾燥海苔などは、水分が減ることで重量あたりの成分が相対的に多くなります。そのため、100gあたりの数値は生鮮食品より高くなりやすい傾向があります。
例えば、煮干しは746.1mg/100gですが、だしを取る際に使用する量は通常100gよりずっと少量です。乾物を使うときは、含有量の大きな数字だけに反応するのではなく、実際に使用する量と食べ方を考慮しましょう。
ゆでる・煮る調理法を上手に使う
プリン体は水に溶けやすい性質があるため、食材をゆでたり水にさらしたりすると、プリン体の一部が調理水へ移ることがあります。食材そのものに残る量を減らす工夫として利用できます。
ただし、調理水に溶け出したプリン体を含むスープや煮汁をすべて飲めば、摂取量を減らす効果は限定的です。煮汁やだしを多く使う料理では、食材だけでなく汁も含めた食べ方を意識しましょう。
高プリン体食品を完全に禁止する必要はある?
高プリン体食品をすべて排除する食生活は、必ずしも適切ではありません。痛風・尿酸財団も、プリン体だけを減らすことの難しさや、過度な制限による栄養不足に注意を促しています。
レバーや白子、魚介類などが好きな人は、食べる量や頻度を調整し、ほかの食事でプリン体が少ない食品を選ぶ方法が現実的です。毎回の食事を極端に制限するより、継続できる食習慣を整えることを優先しましょう。
また、尿酸値が高い場合や痛風発作を繰り返している場合は、食事だけで対処できるとは限りません。健診で尿酸値の異常を指摘されたときは医療機関に相談し、必要な検査や治療を受けることが大切です。処方薬を使用している人は、食事を変えたからといって自己判断で服薬を中止しないでください。
【プリン体食べ物】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:プリン体が一番多い食べ物は何ですか? A1:食品の範囲や測定条件によって異なりますが、痛風・尿酸財団の一覧表に掲載された一般的な食品では、煮干しが746.1mg/100g、焼き海苔(乾燥)が591.7mg/100g、かつお節が493.3mg/100gです。ビール酵母や一部の健康食品などには、さらに高い数値が掲載されているものもあります。
Q2:プリン体が少ない食べ物には何がありますか? A2:鶏卵、牛乳、ヨーグルト、キャベツ、レタス、タマネギ、ニンジンなどが代表例です。これらを主菜や副菜、間食に取り入れることで、食事全体のプリン体摂取量を調整しやすくなります。
Q3:プリン体は1日何mgまでに抑えればよいですか? A3:高尿酸血症・痛風の食事療法では、1日400mg程度が目安として示されています。ただし、これはすべての人に共通する絶対的な上限ではありません。尿酸値や持病、治療内容に応じて医師や管理栄養士に相談してください。
Q4:納豆やほうれん草は食べないほうがよいですか? A4:一律に避ける必要はありません。納豆にはプリン体が含まれ、ほうれん草も種類や部位によって含有量が異なりますが、食品の栄養価や実際に食べる量も考慮することが大切です。食事全体のバランスを優先し、極端な制限は避けましょう。
Q5:プリン体ゼロのビールや焼酎なら尿酸値は上がりませんか? A5:いいえ。プリン体が少なくても、アルコール自体が尿酸の代謝や排泄に影響します。プリン体の含有量だけで安全性を判断せず、飲酒量や頻度を見直すことが重要です。
まとめ:プリン体の多い食べ物を知り、無理なく続けられる食生活へ
プリン体が多い食べ物には、煮干し、かつお節、レバー、白子、一部の魚介類などがあります。一方、卵、牛乳、ヨーグルト、キャベツ、レタスなどは含有量が少なく、日々の食事に取り入れやすい食品です。
食品100gあたりの数値は食材を比較するうえで便利ですが、乾物と生鮮食品では水分量が異なり、実際に食べる量も変わります。数字だけで食材を避けるのではなく、1日の摂取量、食べる頻度、調理法を組み合わせて考えることが大切です。
高尿酸血症・痛風の食事療法では、プリン体400mg程度という目安を参考にしながら、適切なエネルギー摂取、水分補給、飲酒量の調整、適度な運動を心がけましょう。レバーや魚介類を完全に禁止するのではなく、量と頻度を工夫し、野菜や卵、乳製品なども組み合わせることが、長く続けられる食生活につながります。
尿酸値が高い人や痛風発作を経験した人は、食事だけで改善を目指すのではなく、医療機関で状態を確認し、自分に合った治療や生活習慣の改善に取り組んでください。 (出典: プリン 体 食べ物(Yahoo!ニュース))